昨今のインスタ映えする豪華なトッピング付きラーメンもいいけど、やっぱり昔懐かしい素朴なラーメンが恋しくなるときって、ありませんか?
中央線の中でも、ラーメン激戦区として有名な「荻窪」。
ここに、お子様連れの家族やシニア世代まで、誰からも愛される「昔、懐かしの中華そば」が食べられるお店があるんです。
今回ご紹介するのは、何度でも食べたくなる懐かしい中華そばのお店。
「あっ!」という間に食べ終わってしまうほど、あっさりのおいしさですよ!
目次
昭和25年創業、中華そば『丸信』は元祖荻窪ラーメンの味!
こちらの「丸信」は、なんと創業1950年(昭和25年)7月。
終戦からわずか5年の東京・荻窪で、北口駅前にお店を構えたのがはじまりだそうです。
もとは「丸長・荻窪店」で共同経営をされており、独立をして、『丸信』を開いたとのこと。
その後、1988年(昭和63年)に、本店として現在のお店へ移転。
駅前店を支店とし、2店舗を構えます。
(駅前支店は、区画整理の為、閉店。現在はこちらの本店のみ。)
現在のご亭主は三代めとして、そのお味をしっかりと引き継がれています。
メニュー看板を見ているだけで、なんだかとても懐かしい気分になりますね。
店内には、ベビーカーの赤ちゃんや小さなお子様連れのご家族、またシニアのご夫婦など、とても幅広い層のお客さんが、おいしそうに中華そばに舌鼓を打っていました。
なんとも落ち着くこの雰囲気と、変わらないやさしい中華そばの味。
ラーメンをいただく前から、早くも「丸信」の安定した人気の理由を、垣間見ることができました。
さて、いよいよ、人気のラーメンをいただきましょう!
元祖『中華そば』+味付け玉子がおすすめ!
メニューを見ると、どれにしようかと迷うばかり。
ちらりとお隣のテーブルのお父さんに運ばれてきた中華そばを見ると・・・
「これは絶対に外さない!」と、確信させるビジュアルです!
ということで、「味玉ラーメン」を注文しました!
あぁ〜今、こうやって見ても美味しそうで、また食べたくなってしまいます。
スープはあっさりとした甘辛醤油のお味。
やさしい味のたまご麺は、まるでうどんのように、コシがあって食べ応えがあります。
味が染みた「味付け玉子」&「メンマ」も、アクセントとしていい仕事をしています。
大きめ餃子はあっさりやさしい味!
そして中華そばが美味しいということは・・・
かなりの高確率で=「餃子も美味しい」はずなので、もちろん「餃子」も注文しました!
これぞ!街中華そば屋さんの「餃子」!
モチモチ厚めの餃子生地に、食欲そそるちょうどよい焦げ目が。
いただきま〜す!!
細かく刻まれたお野菜の甘みとお肉のジューシー肉汁のうま味ハーモニー!
あっさりしていて、何個でも食べられるおいしさ!
もちもちの『つけ麺』も食べる!
こちらはつけ麺!
まるでお蕎麦のつゆのように色が濃く、しっかりとしたダシと醤油味。
そのスープにやみつきになりそうです。
あっさりシコシコ麺にはこのスープがよく合います!
麺を食べ終わったら、もちろん割スープを!
最後までついついすすってしまいそうなほど美味しいお味でした。
こどもにも人気!素朴で何度でも食べたくなる味
他のラーメン屋さんと異なるのが、家族連れのお客様が多いこと。
小さなお子様が椅子の上に正座をしながら、ご家族で一緒にラーメンを食べている光景がほほえましいです。
やさしい玉子麺の味と、素朴であっさりとした鰹だしのスープが、お子様でも安心して食べられるラーメンとして人気なのでしょうね。
お子様でもつるつるっと食べてしまう、のどごしのよい中華麺です。
油っぽくない、あっさりとしたスープで、お子様にも食べやすい味です。
荻窪ラーメンって、どんなラーメンのことをいうの?
「荻窪ラーメン」がブレイクしたのは、1980年代。
『春木屋』『丸長』と並び、『丸信』も『荻窪三大ラーメン』の1つとして、当時から大人気!!
店名の「丸信」の『信』は、『信州』から一字をとったそうで、「丸長」の共同経営者の方たちが、長野県出身(元蕎麦職人)だったことに由来しているのだとか。
(因みに丸長の「長」=長野の「長」)
だからスープは、お蕎麦屋さんのようにしっかりと和風ダシ+甘口醤油が効いているんですね!
そして数多くのお店が暖簾分けし、この味を引き継ぎいているんです!
「丸信」→武蔵小金井、相模原、国立谷保、田無、東長崎、豊田、霧ヶ丘、向河原など。
「丸信飯店」→武蔵小杉、
「高社楼」→八王子
様々なお店に、その味を伝承している「荻窪ラーメン」。
ぜひその味のオリジナルとも言える「丸信」で、元祖中華そばの味を食べてみてはいかがでしょうか?
「丸信中華そば店」の情報
『丸信中華そば店』
住所:〒167-0043 東京都杉並区上荻1丁目24−22
電話:03-3391-4809
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